フレッツ光から最大10Gbpsのサービスが新登場したことで、光コラボへの波及が予想されていましたが、ついにドコモ光でも最大通信速度10Gbpsのプランが誕生しました。
2020年春から開始される5Gにより、これまで以上の大容量・高速通信サービスが生まれていく中で、最大10Gbpsという通信速度はさまざまなコンテンツを快適に楽しむためのスペックを有しているといえるでしょう。
今回はドコモ光から新しくリリースされた10Gプランの内容や評判、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
ドコモ光10Gについてお困りではありませんか
1. ドコモ光10Gタイプとは
https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/10g_plan/
ドコモ光は光コラボのネット回線です。
光コラボはフレッツ光の回線設備を借り受けて独自にネットサービスを提供する事業者のことを指します。
少し前にフレッツ光でも最大10Gbpsのフレッツ光クロスがリリースされていました。
フレッツ光が最大10Gbpsに対応するようになったことで、光コラボでも最大10Gbpsのプランが続々と出てくるのではないかといわれていましたが、それが実現しました。
ドコモ光ではこれまで最大1Gbpsまでのプランしかありませんでした、今回新登場した最大10Gbpsプランは従来の10倍という通信速度を実現しています。
月額料金や提供エリア、対応するプロバイダなどどのような内容になっているのか詳しくみていきましょう。
1-1. 料金比較とサービス特徴は
5Gの商用化がスタートすることもあり、これからの通信サービスが大容量化していく中で、ネット回線にもより高いスペックが求められるようになっています。
優れた通信速度で大容量のデータを送受信し、同じ回線に複数のデバイスで接続しても速度が低下しないなどあらゆる面での進化が必要です。
今回ドコモ光で登場した最大10Gbpsプランは次世代の通信サービスに見合ったサービスといえるでしょう。
ドコモ光10Gの月額料金は以下のようになっています。
プラン | 契約期間 | 月額料金 |
---|---|---|
10ギガ タイプA | 2年 | 6,300円(税込6,930円) |
10ギガ タイプB | 2年 | 6,500円(税込7,150円) |
10ギガ 単独タイプ | 2年 | 5,900円(税込6,490円) |
ドコモ光10Gは「戸建てタイプ」のみの提供となっています。
タイプAとタイプBに関しては選ぶプロバイダによって決まります。
単独タイプはプロバイダとの契約が別個になっており、追加料金が必要になるので月額料金が安いからといってお得というわけではありません。
では、ドコモ光でこれまで提供されていた最大1Gbpsのプランと料金を比較してみましょう。
プラン | 契約期間 | 月額料金 |
---|---|---|
10ギガ タイプA(戸建て) | 2年 | 6,300円(税込6,930円) |
1ギガ タイプA(戸建て) | 2年 | 5,200円(税込5,720円) |
1ギガ タイプA(マンション) | 2年 | 4,000円(税込4,400円) |
通信速度が飛躍的に上がるのと同様に月額料金も1,000円(税込1,100円)近く上がります。
毎月1,000円(税込1,100円)多く払うだけでこれほどの通信速度を実現できるのであれば安いかもしれません。
1-2. 対応エリアと今後の拡大について
現時点でのドコモ光10Gの対応エリアは一部地域に限られています。
NTT東日本エリア | 東京都 (大田区、世田谷区、杉並区、練馬区、板橋区、足立区、葛飾区、江戸川区の一部) |
NTT西日本エリア | 大阪府大阪市 愛知県名古屋市 |
各エリアの受付開始日と提供開始日は以下のとおりです。
エリア | 受付開始日 | 提供開始日 |
---|---|---|
東京都 | 2020年3月23日 | 2020年4月1日 |
大阪市 | 2020年4月1日 | 2020年4月13日 |
名古屋市 | 2020年5月11日 | 2020年6月1日 |
東京以外での提供開始に関しては5月以降となっているため全国的に提供されるにはまだまだ時間がかかると予想されます。
1-3. ドコモ光10Gの気になる速度は
ドコモ光10Gは従来の最大1Gbpsプランの10倍の10Gbpsを発揮します。
ただしこれはベストエフォート値といって、あくまで技術上可能な最大速度を表しているに過ぎません。
もちろん従来サービスよりも通信速度が上がることが期待されますが、利用環境・利用機器・混雑状況の影響を受けます。
特に、利用機器に関しては注意が必要です。
ドコモ光10Gプランで最大速度10Gbpsを楽しむには10Gbpsに対応したルーターが必要になります。
ドコモ光では10Gbps対応のルーターを月額500円(税込550円)でレンタルすることができるので、このプランのポテンシャルを最大限発揮しようと思ったら月額料金以外の費用もかけなければいけません。
1―4. 対応プロバイダ
ドコモ光の1Gプランでは24社ものプロバイダから好きなものを選ぶことができました。
10Gプランの方では選べるプロバイダも少なくなっているので注意してください。
プラン | プロバイダ |
---|---|
10ギガ タイプA |
|
10ギガ タイプB |
|
上記の7社となります。
今後プロバイダによってキャンペーンや割引などで差が出てくるので注目が必要です。
1-5.ドコモ光10Gの評判はどう?
ドコモ光10Gプランの登場に対してどのような評判がみられるのか確認していきましょう。
ドコモ光……僕のおうちも10Gサービス対応して…がんばって…
— けーやん (@gen_1220) March 24, 2020
フレッツ光クロスとドコモ光10Gは対応エリアになるのとひかり電話に対応するまで様子見だな
— nak_golden-retriever (@nao_20100614) March 17, 2020
10Gドコモ光はよ使いたい
— 🍣Syobon@ぶつ森ローン完済済み (@Syobon_0xff) March 19, 2020
ドコモ光10ギガってプランにしたかったけどエリア対応してない…_(:3」z)_
— さえび (@sb_pachislo) March 24, 2020
ドコモ光、1ギガから10ギガに契約変更しようと思ったら光電話のサービスが対応してなかったのでやめたorz まあ今でも実際困ることはないから良いかな…
ひかりTVからひかりTV for docomoにもすんなり移行できない(買い溜めたひかりTVブックのコンテンツが全部見られなくなる)から乗り換えられない — 池田衣谷 (@kazeo330i) March 23, 2020
ついにドコモ光が 10ギガプランを開始し始めるらしくて 一部地域から対応するらしいから 早く僕のとこも対応してくれるのを ただただ待つばかり( ‘-‘ )笑
— りる (@RiRuRuuu_) March 18, 2020
10Gプランの登場を期待する声もみられましたが、やはり提供エリアが狭いため、早く自分のところにも対応して欲しいという声もみられました。
こちらも期待の表れと捉えていいかもしれません。
また、フレッツ光クロスでもあったのですが、ドコモ光10Gプランだと光電話が使えなくなってしまいます。
現在、ドコモ光とドコモ光電話に同時加入している人にとっては切り替えるのは面倒かもしれません。
2. ドコモ光10Gタイプのメリットデメリット
月額料金や対応プロバイダ、提供エリアや評判などドコモ光10Gプランの内容についてまとめていきました。
ここでは、これらの内容を加味した上でドコモ光10Gプランのメリットとデメリットを紹介していきます。
2-1. メリット
ドコモ光10Gプランのメリットは以下の3点です。
- 国内最速級の通信速度を実現
- ドコモスマホとのセット割が適用される
- キャンペーンでdポイントがもらえる
最大のメリットはやはり最大10Gbpsという通信速度です。
国内のネットサービスの中でも最速級の速さを誇るスペックを有していますし、これから4Kの映像コンテンツやVRコンテンツといった大容量通信サービスが幅広く展開されていく中でそれらを快適に楽しみたい人におすすめです。
さらに、ドコモの光回線ということもあり、ドコモスマホとのセット割も適用されます。
スマホとネットのセット加入で毎月のスマホ代が500〜1,000円(税込550~1,100円)割引となるので、ドコモスマホを利用されている方にもメリットがあります。
さらに、今ならドコモ光10Gプランの新規加入でdポイントがもらえるキャンペーンも実施中です。
新規加入者に対して「新規工事料相当分:18,000pt」「新規申込ポイント:20,000pt」「最大24ヶ月毎月dポイント:1,600pt×24ヶ月」の合計最大76,400円分のdポイントが還元されます。
ポイント還元分だけでかなり大きなメリットになるので、加入を検討されている方は見逃さないようにしてください。
2-2. デメリット
ドコモ光10Gプランのデメリットは以下の3点です。
- 月額料金が高い
- 提供エリアが狭い
- 光電話に対応していない
月額料金を見てみるとやはり従来のプランよりも1,000円(税込1,100円)ほど高くなっているため、今のネット回線で十分という人にとっては余計な出費になってしまうかもしれません。
また、提供エリアが東京、大阪、愛知の一部エリアのみとなっているため、ほとんどの方は利用することができません。
そして、ドコモ光10Gプランは光電話に対応していません。
1Gプランで固定電話もセットで利用していた人にとっては、別の固定電話サービスに加入し直す必要が出てくるので注意が必要です。
2-3. ドコモ光10Gタイプをおすすめな人
ドコモ光がおすすめなのは以下のような人です。
- 最大10Gbpsの通信速度で最新コンテンツを思う存分楽しみたい人
- ドコモのスマホを利用している人
- ドコモ光ユーザーで光電話を利用していない人
やはり最大速度10Gbpsの魅力はこれから幅広く展開される大容量コンテンツを快適に楽しめるという点にあります。
最新のサービスや高精細な映像コンテンツなど、新しい物好きでそれらを思う存分楽しみたい人におすすめです。
また、ドコモのスマホを利用している人はネットとのセット割が適用されるので月額料金が高くなっても多少はカバーできます。
従来のドコモ光1Gプランを利用している方でも光電話を利用していないのであれば、新しい10Gプランに加入する価値はあるでしょう。
3. ドコモ光10Gへの変更手順
ドコモ光10Gへの加入方法について見ていきましょう。
他社回線を利用している方でドコモ光10Gに変更するパターンや、従来のドコモ光ユーザーの方が10Gプランに変更するパターン、それぞれ詳しく紹介します。
3-1.現在ドコモユーザーの場合
現在ドコモ光1Gプランを利用している方は10Gへのプラン変更手続きを行います。
「ドコモショップ」「ドコモインフォメーションセンター」の2つの窓口から申し込みができます。
申し込むとドコモ光サービスセンターから工事日などに関する連絡がきます。
次に必要書類を受け取り、切り替え工事を行い、機器などの設定を終えれば利用開始となります。
3-2.他社回線ユーザーの場合
他社回線を利用しているユーザーの方はドコモ光への申し込み手続きを行います。
申し込み方法は以下の3種類があります。
- 転用(フレッツ光→ドコモ光)
- 事業者変更(他社光コラボ→ドコモ光)
- 新規契約(他社回線→ドコモ光)
窓口は電話、オンライン手続き、ドコモショップなどから行います。
大まかな流れとしてはプラン変更と変わりありません。
書類の受け取り、開通工事、機器の設定を行えば利用開始となります。
ただし、事業者変更と転用に関しては申し込み前に「事業者変更承諾番号」または「転用承諾番号」の取得が必要となります。
4.契約時の注意点
契約時の注意事項としては以下の項目が挙げられます。
- 1ギガプランと10ギガプランで対応プロバイダが異なる
- プラン変更でも工事費が必要
- ドコモ光電話が使えない
まず注意しておきたいのがプランごとに対応するプロバイダが異なるということです。
ドコモ光10Gプランでは利用できるプロバイダが限られています。
また、プラン変更であっても回線設備に切り替えなどの工事が必要となるので、工事費用がかかってしまいます。
ドコモ光1Gプランでドコモ光電話を利用中の人は10Gへの切り替えで光電話が使えなくなってしまうので、そのままのプランで利用し続けることをおすすめします。
5.まとめ
ついに光コラボでも最大10Gbpsに対応したプランが登場しました。
通信サービスが新しい時代を迎える中で、それに見合ったスペックを有する光回線に期待がかかります。
ドコモ光10Gプランでは、スマホとのセット割引や新規加入キャンペーンなど魅力的なサービスを打ち出しているので提供エリア内で新しいプランに興味のある方はぜひ申し込んでみてください。
ドコモ光10Gについてお困りではありませんか