コロナ禍が過ぎ去っても、オンライン授業をまだまだ行っている大学があります。
それに伴って、学生のなかには、自宅にインターネット環境を初めて整えるという方もいると思います。
しかし、いざ調べてみるとWi-Fiの種類は想像以上に数多くあり、どれが一番自分に合っているのかよくわかりません。
あまり分からないまま契約してしまうと、通信容量や速度が足りず、大切な授業を聞き逃してしまう可能性もあるので、できれば避けたいところです。
そのため、自身が受けることになるオンライン授業の形態や回数に合わせて、数あるWi-Fiの中から自分に合ったものを選ぶことが大切です。
この記事では、学生がWi-Fiを選ぶときに考慮するべきポイントと、誰でも簡単に使用できるオススメWi-Fiをご提案します。
ヒカリコンシェル編集部です。
最近、「授業がオンラインになるのでおすすめのインターネットを教えてください」という相談が増えております。
学生さんの場合無料で提供されているマンションに住んでいる場合もありますからまずは自宅の環境を確認することが重要ですよ。
それにしてもインターネットの種類が多いので迷ってしまいますよね。
今回は10年以上この通信の世界にいる私たちがオンライン授業におすすめなインターネット回線をお伝えします!
この記事が、お悩みの参考になれば幸いです。
では、本文スタートです!
1.オンライン授業におすすめなネット回線(WiFi)の選び方
オンライン授業に最適なインターネットの選び方を教えてください!
オンライン授業を快適に受けるためには、いきなりWi-Fiを購入するのではなく、必要な通信量や授業形態について最初に把握しておくとよいでしょう。
1−1. オンライン授業に必要な通信量の確認
東京大学人文情報学の調査によると、授業形態や参加人数によって通信量に差はあるものの、普段の生活で使う分よりもかなり多量の通信が必要になることが確認されています。
現在主流で、且つ軽量通信が魅力のビデオ通話アプリ『Zoom』でも、1時間あたりでおよそ80MB近くのデータ通信量が必要になります。
さらに、カメラ映像と音声を使用する場合、200MBほどかかることもあるそうです。
Zoomで1コマ90分の授業を週10回受けた場合、月間で5~10GB近くの通信量が必要なことも分かりました。
また、複数人で1つのオンライン授業で参加する場合、生徒側のマイクがオンになっていると、聴講者全員の通信量が増えてしまうようです。
1−2. オンライン授業の形態確認
オンライン授業と一口で言っても、その授業形態はいくつかあります。
メジャーなのは、オンデマンド型と同時双方向型の2つです。
1-2-1.オンデマンド型
オンデマンド型では、教師が用意した映像や音声による解説を聴いて学習を進めることになります。
自分の好きな時間帯に、場所を選ばずに授業を受けられるところがメリットで、授業動画を後から見返せたり、ペース配分を自分で決められたりするところが特徴的です。
オンデマンド型では、教師や他生徒との音声やり取りがないので、同時双方向型よりも通信量の負担が軽減される場合があります。
1-2-2.同時双方向型
もう一つの同時双方向型は、Zoomなどのビデオ通話アプリを利用する方法です。
同時双方向型の授業では、教師が用意したプレゼンテーションなどを画面共有しながら解説する方法と、授業風景をカメラで収録しながら配信する方法とがあります。
画面共有でパワーポイントや資料を映すよりも、黒板やホワイトボードをカメラで写す授業の方が、通信量がかかりやすくなります。
また、文字を読むために視聴画質を上げると、一気に通信量が増してしまうので注意が必要です。
1−3. オンライン授業に必要な通信速度の確認
オンライン授業を快適に視聴するためには、授業形態や通信量のほかに、データを送受信するために必要な通信速度も確認しておく必要があります。
通信速度は、ダウンロード(下り)と、アップロード(上り)で表され、単位はbpsを用います。
パソコンのハードディスクやUSBメモリの容量と同じでKbpsが一番小さく、Mbps、Gbpsの順番で大きくなり、1Mbpsよりも100Mbpsの方が通信速度が速いと言えます。
各大学やアプリ公式が提示する通信速度の目安では、1.2Mbps程度あれば可能とされています。
しかし、よりよい画質と音質で授業を聞きたい場合は、実測で10Mbps以上確保するとよいでしょう。
1−4. まとめ(通信容量の多いもの、無制限のものを選ぶ)
受ける授業が多くなればなるほど、通信量は増えていきます。
また、通信量を節約するために画質や音質を落としてしまうと、大事な講義の取りこぼしにつながりますし、速度制限になるとオンライン授業の参加もままならないでしょう。
2.大学生必見!おすすめのネット回線(WiFi)とは
次に、これからオンライン授業を受けることになる大学生におすすめのインターネット回線をいくつかご提案します。
容量面と速度面に加え、気になるコスト面についても記してあるので、それぞれ比較しながらご検討ください。
また、各Wi-Fiの提供会社が提示している通信速度は、ほとんどが『ベストエフォート方式』と呼ばれるものです。
そのため、必ずしも会社側が提示する程度と同じ通信速度が得られるというわけではないので注意が必要です。
2−1.ソフトバンクエアー
オンライン授業を受ける大学生にとってもっともオススメなのが、専用のWi-Fiルーターを電源に接続するだけでインターネット環境が整えられるソフトバンクエアーです。
通信速度は、ダウンロード(下り)が最大962Mbpsと高速で、且つデータ容量は無制限と、速度面・容量面ともに良好です。
ソフトバンクエアーはSoftBankショップで購入・契約可能です。
つまり、今日からでも簡単に快適なオンライン授業を受けられるところが魅力的なのです。
初めの8日間はトライアル期間に設定されているので、自宅との相性が悪く、なかなか思うような安定感が得られない場合は無料で返品可能です。
2−2.JCOMネット
アパートなどの賃貸にお住まいの学生のなかには、JCOMネット回線が使用できる方もいるかと思います。
その場合はこちらを活用してしまうのも1つの方法です。
賃貸向けJCOMネットには、通信速度別に12M、40M、120M、320Mの計4コース用意されています。
最大通信速度は上記の数値にそのまま単位bpsを付けて求められます。
また、月額料金は1Mから順番に3,160円(税込3,476円)、4,160円(税込4,576円)、5,680円(税込6,248円)、6,180円(税込6,798円)となっています。
ここで1つ注意したいポイントがあります。
「12Mプランなら3,160円(税込3,476円)で非常に安い!」と感じてしまいますが、通信速度は最大で12Mbpsで、オンライン授業を聴講するためには通信速度が心許ない可能性があります。
一見快適な数値に見えるのですが、ベストエフォート方式を採用している以上、12Mbpsマックスで通信できるかというと難しいのが実情です。
そのため、選ぶなら120M、320Mあたりが妥当だと考えられます。
そういえばウチのアパートで無料のインターネットが使えるみたいです!
JCOMでマンションに住んでいる場合無料で利用出来たり、学生向けにお得な割引をしている可能性があるのでチェックしてみて!
2−3.WiMAX
WiMAX(ワイマックス)とは、独自の通信規格「WiMAX 2+」を使用したインターネット回線で、UQコミュニケーションズ社が提供するUQ WiMAXなどが有名です。
WiMAXは対応エリアが、そのほかのWi-Fiと比べて限定的なところが課題点ですが、モバイル端末器でありながらも最大1Gbpsの高速通信が可能なところが魅力的です。
先述のソフトバンクエアーと違い、3日で10GBの速度制限がありますが、制限時間帯は18:00~翌02:00までとなっています。
ほとんどの大学では日中に授業を受けることになるので、あまり気にする必要はないかと思われます。
WiMAXを契約できるプロパイダはいくつかありますが、そのなかでもGMOとくとくBB、UQ WiMAX、Broad WiMAXなどがオススメです。
コスト面は以下の通りです。
プロパイダ名 | 月額料金 | 契約期間 |
---|---|---|
GMOとくとくBB | 2,590円(税込2,849円)~ | 3年 |
UQ WiMAX | 3,880円(税込4,268円)~ | 3年 |
Broad WiMAX | 2,726円(税込2,999円)~ | 3年 |
3.工事があるけど光回線もおすすめ
ソフトバンク光やauひかり、NURO光などに代表される光回線は開設工事が必要になりますが、通信速度の安定性とコスト面のバランスがよくオススメです。
速度制限やデータ容量制限が設けられている回線は少なく、オンライン授業だけでなく日々のインターネットサーフィンや、ゲームの通信、家族全員で利用する場合などにもオススメです。
月額料金はマンション利用者で2,000~4,000円(税込2,200~4,400円)、戸建てでは4,000~6,000円(税込4,400~6,600円)ほどとなっています。
4.ネットが遅くてオンライン授業が固まってしまう場合の対処法
インターネット回線が不安定でオンライン授業の音声や映像が途切れてしまう場合、いくつかの原因が考えられます。
この項目では、考えられる要因とその対処方法をいくつかご紹介します。
そのほかインターネット接続について分からないことがあれば、気軽に無料の相談窓口へご連絡ください。
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2015年から始まった光コラボレーションの普及により多くの事業者が顧客の集客に力を入れています。
「NTTかと思って契約したら違う会社だった」
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などなど・・実際に光コラボへの乗り換えによりこのような思いをされている方も多いはずです。
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4-1.Wi-Fiを有線接続に切り替える
もっとも簡単にできる対策としては、Wi-Fiルーターとパソコンなどの受信機器を有線接続することです。
有線接続はLANケーブルを用いるだけで簡単にできますが、ルーターとの距離が離れている場合はケーブルの長さが足りず、難しいかもしれません。
4-2.障害物がないか確認する
Wi-Fiの設置箇所から使用場所までのあいだに障害物があると電波は届きにくくなります。
Wi-Fiの電波は障害物や壁を避けて届きますが、繋がりにくい場合はオンライン授業を受ける場所を変えたり、障害物を移動させたりすると改善される可能性があります。
また、Wi-Fiの通信規格でよく使われている2.4GHz帯というのは、電波が遠くまで安定して届く反面、電子レンジやIHヒーター、Bluetoothなどさまざまな機器でも使用されています。
そのため、上記のような家電を動かしていると、一時的に電波が途切れてしまうことが多々あります。
受講中は家電の使用を控えるか、Wi-Fiの通信規格を5GHz帯に切り替えると改善されることがあります。
4−3.電波強度が弱いとき
モバイルWi-Fiルーターであれば、自室に持って行くこともできるのであまり関係ありませんが、ホームルーターや光回線を引いている方は、電波強度の弱さに悩まされることが多くあります。
これはWi-Fiを設置した場所から、自室など授業を受ける部屋までが遠いことが原因です。
この場合は、Wi-Fi中継機を購入し、ルーターと自室の間に設置すると改善される可能性があります。
4-4.Wi-Fi以外に考えられる原因
上記のようなトラブルが発生しておらず、またWi-Fiも購入したばかりでルーターの劣化や初期不良が考えられない場合、パソコンやスマートフォン側に改善できるポイントがあるかもしれません。
4-4-1.空きメモリが足りない
パソコンで授業を聴いている場合、パソコン側のメモリ容量に余裕がない可能性もあります。
現在主流のWindows10では、最低メモリ容量4GBを推奨しています。
過去に購入したパソコンのなかには、メモリが1GBや2GB分しかないものもあるので、1度タスクマネージャなどから確認してみると改善点が見つかるかもしれません。
もしメモリ不足が考えられる場合は、パソコン機種によっては今ある機器をグレードアップする形でメモリを増量できる場合がありますので、買い換えを焦らないでくださいね。
4-4-2.ブラウザやiOSがアップデートされていない
Google ChromeやInternet Explorer、Microsoft Edgeなどのブラウザ、Zoomなどの使用するアプリが最新バージョンに更新されているかどうかも大切なチェックポイントです。
また、パソコンやスマートフォンのOS(iOS)が旧バージョンのままだと、受講が上手くいかない可能性があるので、アップデートがまだの方はこの機会に最新状態にしてしまいましょう。
4-4-3.キャッシュを削除されていない
オンライン授業が上手く読み込めない場合は、1度パソコンやタブレットに蓄積されたキャッシュデータを削除すると改善することがあります。
使用端末によってキャッシュ削除の方法は異なりますが、比較的簡単にできるので、1度確認してみてくださいね。
5.まとめ
突然大学のオンライン授業に切り替わり、使い方に慣れない中で勉強を進めなくてはならず、戸惑っている学生の方も多くおられると思います。
オンライン授業を快適に受けるために気をつけたいポイントは、授業形態を把握すること、必要な通信速度を確認することと、そしてギガ死を回避するために一ヶ月間の通信可能データ容量の多いものを選ぶことの3つです。
今となっては学生でも気軽に使用できるWi-Fi契約プランが充実しており、どの製品でも申し分ありません。
そのなかでもSoftBankエアーは学生向けのキャンペーンも始まっており、容量面速度面に加え、コスト面でも優れているのでぜひチェックしてみてくださいね。
Wi-Fi選びでは、失敗しないことが何よりも大切です。
万が一、不明点や疑問点がある場合は1人で悩まずに、無料の相談窓口で気軽にお尋ねください。