人気記事

在宅勤務(テレワーク)におすすめWi-Fiやインターネット回線の選び方とは

ヒカリコンシェル編集部
テレワーク画像

新型コロナウイルス感染拡大防止によるテレワーク導入が推進されて約2年。

企業におけるテレワーク導入は2年間に急速に進んでいて、コロナ渦に入る前と比べて導入済みの企業は2倍以上にも増えています

令和2年通信利用動向調査の結果

引用:総務省報道資料「令和2年通信利用動向調査の結果」(令和3年6月)

ただ、残り40%以上の企業は導入が済んでいないほか、今後も緊急事態宣言の発令などの理由からテレワークを余儀なくされるケースもあるでしょう。

急にテレワークを実施することになり、インターネット環境の整備が整わないと、業務に支障が出る恐れがあります。

そこで今回の記事では、在宅勤務(テレワーク)におすすめのWi-Fiやインターネット回線の選び方をご紹介します。

テレワーク中のインターネットについて詳しく知りたい!

在宅勤務(テレワーク)中のネット回線など気になっているあなた!相談窓口にご相談下さい。

【電話番号】0120-537-535(通話料無料)

【受付時間】10:00~21:00

テレワークでおすすめのネット環境とその選び方

テレワークでおすすめのネット環境は、以下のとおりです。

  1. 光回線
  2. ポケットWi-Fi(モバイルタイプ)
  3. AIRターミナル
  4. テザリング

上記以外の方法としてフリーWi-Fiも有名ですが、おすすめはできません。

リーWi-Fiは暗号化されていないので、個人情報が漏洩する恐れがあるからです。

専門的な知識がなくてもアプリを使えば、誰でも簡単に他人の情報を盗み出すことができます。

そのため、フリーWi-Fiを使ってネットショッピングやSNSやブログなどを行うと、クレジットカード情報やアカウントなどが漏れて悪用される恐れもあるのです。

以上の理由から、セキュリティのある4つの方法をおすすめします。

どんな人におすすめなのかは、次で個別に説明していきます。

光回線:Web会議や遠隔操作などが多い人におすすめ

光回線は、ほかのネット環境と比べて通信速度が速く安定しているからです。

以下の表で、各ネット回線の代表的なサービスと通信速度を比較しました。

ネット回線サービス名平均下り速度平均上り速度
光回線フレッツ光268.54Mbps204.09Mbps
NURO光502.95Mbps445.84Mbps
ポケットWi-FiWiMAX43.41Mbps8.31Mbps
どんなときもWi-Fi10.82Mbps6.61Mbps
テザリングドコモ136.16Mbps15.88Mbps
au99.17Mbps15.7Mbps

※引用:みんなの回線速度の「通信速度レポート」より

下り速度、上り速度ともに、光回線の通信速度は他のネット回線よりも圧倒的に速いことがわかります。

しかも、ポケットWi-Fiやテザリングは基地局から端末までを電波で接続する「モバイル回線」なので、通信の安定性は低いといえます。

一方の光回線は電磁波ノイズの影響を受けにくい光ファイバーケーブルで接続されているので、通信が安定しているのです。

通信速度が速く通信が安定していないと、Web会議の途中で送受信が途切れるなどの不具合が生じる恐れもありますが、光回線なら通信障害でも怒らない限りそうしたリスクは低いといえます。

以上の理由から、Web会議や遠隔操作といったリアルタイム性が求められるツールを多用する場合には「光回線」がおすすめです。

ポケットWi-Fi(モバイルタイプ):ノマドワーカーにおすすめ

モバイルタイプのポケットWi-Fiは、外出先でも利用が可能だからです。

スマホやパソコンと一緒にモバイルルーターを持ち歩けば、外出先でもインターネットに接続できるようになるので、飲食店やホテルなどでノマドワークもできます。

光回線やホームタイプのポケットWi-Fiは自宅での利用に限られますし、テザリングは通信速度が落ちたりスマホのバッテリー消費が激しいといった問題があります。

しかし、モバイルタイプのポケットWi-Fiなら外出先での利用も可能でスマホにバッテリーの負担を与えることもありません。

したがって、環境を変えてお仕事をすることが多い場合には「モバイル型のポケットWi-Fi」がおすすめです。

AIRターミナル:光回線が利用できない人におすすめ

AIRターミナルなら、基地局からの電波が受信できれば利用できるからです。

光回線を開通する場合、マンションやアパートなど一部の集合住宅では「VDSL方式」が採用されていることもあります。

VDSL方式とは、建物内の共有スペースまでは光ファイバーケーブルなのに、各部屋までは電話回線が使われる接続方式のことです。途中から電話回線の接続に変わるため、通信速度が遅くなってしまいます。

戸建て向けの光回線では「最大1Gbps」が主流なのに対して、集合住宅向けは「150Mbps~300Mbps」のプランもあるほどです。しかも、住人同士がシェアするために思ったほどの速度が出ないことがほとんどです。

AIRターミナルも速度は遅いですが、最近は「ソフトバンクAir」や「ドコモ home 5G」、「WiMAX+5G」といった5G通信のサービス提供も開始しています。しかも、ホームタイプなら開通工事も不要なので、工事費や工事待ちの時間もありません。

こうした理由から、光回線が利用できない場合にはAIRターミナルがおすすめです。

テザリング:データ通信量が少ない人におすすめ

スマホの契約だけで済むので、余計な費用がかからないからです。

そもそもテザリングとは、スマホのデータ通信を使ってスマホやパソコンなどをインターネット接続する機能のことです。

光回線やポケットWi-Fiを利用する場合は、スマホ以外に通信事業者と契約しなければなりません。しかし、テザリングはスマホのデータ通信しか使わないので、スマホ以外の契約が不要です。

しかし、以下の表からもわかるようにスマホのデータ通信量は多いほど割高です。

 ドコモドコモ光ドコモ home 5G
~1GB3,465円5,720円4,950円
50GB以上6,550円

テキストコミュニケーション中心で短時間のWeb会議が月に数回など、テレワークといってもデータ通信量をほとんど使用しないのであれば、テザリングにすることで通信費を節約できます。

つまり、テレワークにデータ通信量をほとんど使わない場合にはテザリングがおすすめです。

在宅勤務(テレワーク)のネット回線みんなの評判と口コミはどう

在宅勤務(テレワーク)のネット回線みんなの評判と口コミを、以下にまとめました。

最近は5Gの普及に伴い、「ソフトバンクAir」や「WiMAX+5G」、「ドコモ home 5G」ポケットWi-Fiでも5G通信(第5世代移動通信システム)のサービスが登場しています。

5Gとは、次世代の通信規格のことで「高速・大容量」「超高信頼・低遅延」「多数同時接続」などが大きな特徴です。

5Gの通信速度は4Gの20倍、遅延は10分の1、10倍のデバイスを同時に接続できるといわれています。

テレワークにおける課題

引用:日本電信電話ユーザ協会

光回線の導入には課題が多く、開通工事の立ち会いの手間や要する時間に加えて、接続方式や設備の設置場所、引き込みできない物件などが存在するのも現状です。

そこで、現在では5Gを活用したサービスが注目を集めています。

テレワークにおすすめのインターネット回線

テレワークにおすすめのインターネット回線は、以下のとおりです。

  1. 光回線:NURO光・ドコモ光
  2. ポケットWi-Fi:WiMAX
  3. AIRターミナル:ソフトバンクAir

上から順番にご紹介していきます。

テレワークにおすすめの光回線①:NURO光

NURO光の大きな特徴は、通信速度の速さです。

他社の通信速度が「最大1Gbps」なのに対して、「最大2Gbps」のサービスを提供しています。

また、5Gbps・10Gbps・20Gbpsといった超高速プランを提供していることも特徴です。

以下は、通信速度(実測値)の比較です。

 NURO光ドコモ光auひかりeoひかり
平均下り速度502.95Mbps262.25Mbps406.08Mbps428.63Mbps
平均上り速度445.85Mbps205.46Mbps351.16Mbps302.02Mbps

通信速度が速いので、Web会議や遠隔操作だけでなく容量の大きなデータのやり取りであっても、支障が出ることは少ないでしょう。

ただし、NURO光は提供エリアが限定されている点(関東・関西・東海・福岡・北海道)や工事が2回必要で開通までに時間がかかる点がデメリットです。

テレワークにおすすめの光回線②:ドコモ光

ドコモ光は、工事費無料が特徴です。

光回線の工事費は高額ですが、ドコモ光なら新規キャンペーンにより工事費が無料になるので、お得に利用することができます。

以下は、他社光回線の工事費です。

 ドコモ光auひかりソフトバンク光楽天ひかり
戸建無料41,250円26,400円19,800円
マンション33,000円16,500円

※ドコモ光は新規以外なら戸建19,800円(税込)、集合住宅16,500円(税込)
※上記の費用はすべて税込み

大手キャリアの光回線では、ドコモ光だけが工事費無料キャンペーンを実施しています。

ただし、無料になるのは通常の工事費だけであり、土日・祝日工事や時間指定、オプションといった追加料金は対象外なので注意してください。

テレワークにおすすめのポケットWi-Fi:WiMAX

WiMAXは、料金の安さが特徴です。

代理店が多く、キャッシュバックなどの特典が用意されていることがほとんどです。

しかも端末代金が無料である場合も多いので、初期費用がかからない点もメリットです。

 WiMAX光回線
月額料金の相場3,000円~4,000円2,500円~5,000円

※WiMAXは代理店、光回線は通信事業者や住宅タイプによって料金が異なる

WiMAXはデータ通信量を多く使うことができるので、スマホをデータ通信量の少ない格安SIMに乗り換えて、通信費を節約こともできます。

しかも、5Gプランも用意されているなど、選択肢も豊富です。

WiMAX+5Gにすることで、通信速度やデータ通信量を向上させることもできます。

ただし、速度制限がある点(通常プランなら3日10GBで通信速度が1Mbpsまで低下)や契約期間が3年のプロバイダが多い点などはデメリットです。

AIRターミナル:ソフトバンクAir

ソフトバンクAirは、最新の端末によるスペックの高さが特徴です。

2021年10月以降に5G通信に対応した「Airターミナル5」が発売されたことで、快適にインターネットを楽しむことができます。

以下は、大手キャリア系列の5G対応ルーターのスペックを比較したものです。

 Airターミナル5ドコモ・HR01WiMAX L12
下り最大速度2.1Gbps4.2Gbps2.7Gbps
上り最大速度非公表218Mbps183Mbps
同時接続台数128台65台5GHz:20台

2.4GHz:20台

重量約1,086g約720g約446g
端末代金71,280円39,600円43,200円
月額料金5,368円4,950円4,268円
通信制限なしなし3日15GB

※料金は全て税込み

特筆すべきは、同時接続台数です。

他社よりも遥かに多い128台も同時に接続できるので、多くの通信機器を接続する家庭であっても対応できます。

ただし、端末代金や月額料金の高さはデメリットといえます。

まとめ

今回の記事では、在宅勤務(テレワーク)におすすめのWi-Fiやインターネット回線の選び方をご紹介しました。

これまでにお伝えした内容を、以下にまとめました。

  • Web会議や遠隔操作などデータ通信量が多い人には光回線がおすすめ
  • ノマドワーカーにはモバイルタイプのポケットWi-Fiがおすすめ
  • 光回線が利用できない住宅にはAIRターミナルがおすすめ
  • データ通信量が少ない場合にはテザリングがおすすめ
  • 5G通信という選択肢もある
  • 光回線ならNURO光とドコモ光がおすすめ
  • AIRターミナルならソフトバンクAir(5G)がおすすめ

2年前と比べると新型コロナウイルスとの付き合い方も明確になってきましたが、今後またいつ自粛が続くかもわかりません。

インターネット環境に関する選択肢を知っておくことで、いざというときに役立ちます。

「もっと詳しくインターネット回線について知りたい」「私の働き方にぴったりの回線が知りたい」といった場合は、お気軽に無料の相談窓口までご相談ください。

ほかの記事

OTHER POSTS

WHAT IS HIKARICONCIER

ヒカリコンシェルとは、
インターネット回線や
Wi-Fi環境を
顧客目線で案内するメディアです。

background_about-image

SOCIAL MEDIA

SNSでも情報を
発信しています

Facebook