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フレッツ光からドコモ光に転用する際の気をつけるべき10の注意点

ヒカリコンシェル編集部

自宅の光回線をフレッツ光からドコモ光に転用するってどういうことだろう?

という方は多いですよね。

ドコモユーザーならドコモ光の広告をドコモショップやdメニューの画面で見たことはあると思います。

でも、フレッツ光からドコモ光に転用ってどんなことか分からない、そもそも「転用」ってなんだろう、具体的に何をすればいいのか、という人に向けて転用のメリットや注意点をしっかりと解説します。

1. フレッツ光とドコモ光の違いを確認

フレッツ光とドコモ光の一番の違いは、光回線のサービスを提供している会社が異なる点です。
ざっくりまとめると以下のようになります。

 フレッツ光ドコモ光
運営会社NTT東日本 もしくは NTT西日本が自社回線を利用NTTドコモがNTT東日本や西日本の回線を借りて提供
プロバイダ契約光回線単体での契約 プロバイダは別契約が必要光回線とプロバイダをセットで契約できる(光コラボ)
月額料金光回線の料金とプロバイダ料金が別月額料金に光回線とプロバイダ料金が含まれている

1-1.転用とは?

フレッツ光からドコモ光などの光コラボに契約を変更することを「転用」といいます。
NTTの自社回線から借用した回線に変更するだけなので、回線工事や機器交換などの必要は基本的にありません。

ちなみにフレッツ光からauひかりやnuro光など別の回線業者との契約に変更することは転用ではなく一般的には「乗り換え」と呼びます。
また、光コラボからフレッツ光に変更する場合も「乗り換え」になるので、注意が必要です。

1-2.転用の流れについて

フレッツ光からドコモ光への転用の流れは、NTT東日本 or NTT西日本に電話をして「転用承諾番号」を取得する → ドコモ光に申し込みを行う となります。

最初に必要なのは「転用承諾番号」をNTT東日本・NTT西日本から取得することです。
フレッツ光を契約しているNTT東日本・NTT西日本、それぞれの専用電話番号へ電話をしましょう。

転用承諾番号を取得するためにはNTT東日本(0120-140-202)、NTT西日本(0120-553-104)に電話をします。
受付時間は年末年始を除く9時~17時です。

2. フレッツ光からドコモ光に転用する際の10の注意点

それでは具体的にフレッツ光からドコモ光に転用する場合のポイントや注意点をみていきましょう。

2−1.料金比較 本当に安くなるのか

フレッツ光とドコモ光で同じ「BIGLOBE」を契約した場合の月額料金は以下のとおりです。

(戸建て1G 2年契約プランの場合) フレッツ光 東日本:5,900円(税込6,490円) フレッツ光 西日本:5,830円 (税込6,413円)ドコモ光:5,200円 (税込5,720円)フレッツ光からドコモ光に転用するだけで月額630~700円(税込693~770円)、年間では最大8,400円(税込9,240円)もお得になります。

月額料金にすると1ヶ月分以上もお得になるのがドコモ光です。
さらに、スマホもドコモ回線を契約している場合は「ドコモ光セット割」でケータイ回線の基本使用料やパケットパックの定額料の割引が受けられます。

契約している料金プランによっても割引額は異なりますが「ギガホ」や「ギガライト 5GB・7GB」であれば月1,000円(税込1,100円)、「ギガライト 3GB」なら月500円(税込550円)の割引があります。
光回線の料金が安くなる上にケータイ料金も安くなるのはお得ですね。

2−2.速度が変わらない?本当のところどうなの?

フレッツ光とドコモ光の速度に違いはありません。
これは、フレッツ光もドコモ光も同じNTT東日本やNTT西日本の光回線を利用しているため、転用しても結果的に同じ回線を使っていることになるためです。
「契約変更して速度が遅くなったらどうしよう」と心配している人も安心して転用できますね。

2−3.転用の際の手数料や工事費用

フレッツ光からドコモ光に転用する場合に必要な費用は契約事務手数料の3,000円(税込3,300円)だけです。
これだけは必ず支払う必要があります。

また工事費用はフレッツ光の契約時に支払いを行っているため、追加で料金がかかることはありません。
ただし、その際の工事費用を一括払いではなく分割支払いで契約している場合、まだ支払いが残っているかもしれません。
分割支払の期間はフレッツ光の利用開始から30ヶ月(2年半)です。

支払いが残っているかどうかを早めに確認することをおすすめします。

2−4.料金は日割り?いつから費用開始なのか

フレッツ光からドコモ光に転用したその月は、それぞれの料金が日割りで発生します。
転用前日までがフレッツ光、転用開始当日からはドコモ光の利用料金が日割りになります。

2重で利用料金がかかることはありませんので、安心して転用の手続きを行いましょう。
また、ほとんどの場合が機器の交換も必要なく、転用の日付を前後にも特に作業を行うこと無く使い続けることができます。

乗り換えの場合ですと、再工事や機器の交換も必要になるので、転用はとても簡単ですね。

2−5.フレッツのセキュリティは継続される?

フレッツ光ではNTT東日本エリアで「フレッツ・クリア」、NTT西日本エリアで「セキュリティ対策ツール」というセキュリティサービスを提供しています。

転用した場合でも両方のサービスは引き続き利用することができます。
その際は料金の支払先はドコモ光ではなくNTT東日本やNTT西日本です。

また、NTT西日本の「セキュリティ対策ツール」は1台まで無料ですが、そちらも継続されますのでご安心ください。
セキュリティ対策と光コラボの料金をまとめたい、という人はプロバイダで提供しているセキュリティサービスを利用しましょう。
So-netではオプションで「カスペルスキー セキュリティ」が月額500円(税込550円)(5台まで)利用可能です。

2−6.フレッツ光とドコモ光の違約金、契約期間

フレッツ光からドコモ光に転用する場合にNTT東日本やNTT西日本に支払う違約金はありません。
ただし、転用ではなく解約して新規契約を行う場合は違約金が発生しますので注意しましょう。
またドコモ光は2年定期契約と契約期間なし、2つの契約が選べます。

2年定期契約プランは「2年縛り」と言われる2年ごとの契約ですので、契約満了月の当月・翌月・翌々月以外の解約は契約期間なしへの変更については戸建てタイプで13,000円(税込14,300円)、マンションタイプで8,000円(税込8,800円)の違約金がかかります。

2−7.プロバイダの変更は可能?

フレッツ光からドコモ光に転用する際のプロバイダについては、対応している場合はそのまま引き続き利用することも、転用のタイミングで変更することも可能です。
どのプロバイダが対応しているかはこちらのWebページでご確認ください。

ただし、プロバイダを変更する場合はフレッツ光で利用しているプロバイダによって、ドコモ光に転用する際に違約金がかかる場合があります。
特に新規契約を行ってから2年以内での解約の場合の違約金を設定しているプロバイダが多いようですので、解約前に確認しておきましょう。

2−8.電話番号は変わらない?

フレッツ光からドコモ光へ転用する場合は、フレッツ光で使用していた電話番号でもそのままドコモ光へ引き継げます。
引き継ぎに関しては、契約事業者の変更だけなので光電話の工事料は発生せず、ドコモ光への転用手続手数料3,000円(税込3,300円)のみがかかります。

ただし、ドコモ光に転用した後に光電話のみを解約する際は、電話番号は消滅して無効になってしまうので注意しましょう。

2−9.法人の場合はどうなの?

フレッツ光を法人名義で契約している場合、ドコモ光へ法人名義のまま転用したいという人もいると思います。
フレッツ光を法人名義で契約中ならドコモ光へそのままの名義で転用が可能です。

その際、特別な申し込みは必要なく、個人名義と同じようにNTT東日本やNTT西日本に転用承諾番号を発行してもらった後にドコモ光の申し込みを行うだけです。

2−10.フレッツ光のポイントは移行される?

フレッツ光を契約中であれば「フレッツ光メンバーズクラブ」のポイントが貯まっているという人も多いですよね。
貯まったメンバーズクラブポイントで家電品やおいしいお肉と交換できるのですが、フレッツ光からドコモ光に転用すると、すべてのポイントが消滅してしまいます。

フレッツ光メンバーズクラブのWebサイトにある「ポイントプログラムのご注意事項」にはこのように書いてあります。
“光コラボレーションモデルに転用後は、フレッツ光メンバーズクラブで提供している各種コンテンツおよびメンバーズクラブポイントがご利用いただけなくなります。

転用日の前日までにポイント交換を行ってください。
” ドコモ光への転用を決めた場合は貯まっているポイントを確認して、早めに使い切るようにしましょう。

3. ドコモ光に転用する際のメリット・デメリットまとめ

フレッツ光からドコモ光に転用する際のメリットとデメリットをまとめました。

メリットデメリット
  • 光回線の月額使用料金が安くなる
  • ケータイ料金の割引が受けられる
  • 申し込む窓口によってはキャッシュバックを受けることができる
  • 光電話の番号変更が不要
  • 機器の交換が不要
  • 定期契約を更新するとdポイントが3000pもらえる
  • 電話で転用承諾番号を取得する必要がある
  • 事務手数料が発生する
  • プロバイダが転用対象外の場合、解約が必要
  • フレッツ光のメンバーズポイントが無くなる

メリットもデメリットもほとんどがドコモ光以外の光コラボレーションで同じものですが、何と言ってもドコモユーザーにとってケータイ料金の割引があるのが最大のメリットです。
さらに、2年間の定期契約を更新した場合には3000pのdポイントがもらえるのも嬉しいですね。

4. まとめ

フレッツ光からドコモ光への転用について、おわかりいただけましたでしょうか?プラン変更や手続きに難しい点は全くありませんし、月額の利用料金やケータイ料金が安くなるなど、メリットがたくさんあります。
ドコモ光に転用してお得にインターネットを利用しましょう。

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