新築戸建て住宅を建てる際は新しく契約すべきものがたくさんあります。「インターネット回線」もその1つです。
新築戸建てで利用するなら光回線がおすすめですが、種類が多くてどれを契約すればいいか迷ってしまうかもしれません。
また「テレビはどうやって見るのか」「工事はどうするのか」など、新築戸建てならではの疑問点も多いと思います。
本記事では新築戸建て向けのインターネット回線の選び方と注意点を解説し、さらにおすすめの光回線を紹介します。
新築のインターネットでお困りではありませんか
念願の新築一戸建て!失敗しないインターネットの選び方
新築戸建て住宅向けのインターネット回線を選ぶポイントは以下の4つです。
- 戸建てタイプのインターネット回線の種類
- スマホや電気などセット割の確認
- 利用可能エリアもチェック
- テレビの視聴方法や工事費に注目
戸建てタイプのインターネット回線の種類
戸建て住宅で利用できるインターネット回線は大きく3つです。
- 光回線(固定回線)
- モバイルWi-Fi
- ホームルーター
光回線は固定回線の1種で、電線から光ファイバーを引き込んで通信を行う回線です。
固定回線はADSLやケーブルテレビなどもありますが、現在は速度が速い光回線が主流になっています。
一方、モバイルWi-Fiとホームルーターはどちらもモバイル回線です。ケーブルではなく電波を介してインターネットと接続されます。
それぞれのメリット・デメリットを一覧表にしてみました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
光回線 | ・通信速度が速く安定している ・短期間の速度制限なし ・オプションで固定電話やテレビも利用できる | ・開通工事が必要 ・外出先では利用できない |
モバイルWi-Fi | ・開通工事不要 ・持ち運び可能 | ・通信の速度と安定感は光回線に劣る ・短期間の速度制限あり ・固定電話やテレビのオプションはない |
ホームルーター | ・開通工事不要 ・据え置きなのでモバイルWi-Fiより回線が安定 | ・通信の速度と安定感は光回線に劣る ・短期間の速度制限あり ・外出先では利用できない ・固定電話やテレビのオプションはない |
新築戸建て住宅なら光回線がおすすめです。通信速度が速く、安定感もあります。速度制限もないため、思う存分インターネットを利用できます。
とくにオンラインゲームをプレイする人や家族の人数が多い人、テレワークをする人などには光回線がおすすめです。
開通工事ができない場合や一人暮らしの人はモバイルWi-Fiかホームルーターを選びましょう。どちらも工事不要で、ルーターの電源を入れるだけですぐに使えるのがメリットです。
ただし、光回線と比べると速度・安定感は劣ります。あまりインターネットを使わないなら問題ありませんが、オンラインゲームやテレワークなどは厳しいでしょう。また、光回線と違い速度制限もあります。
賃貸住宅ではオーナーや管理会社の許可が下りず開通工事ができないこともありますが、戸建て住宅ならそのような心配もありません。
自由に工事ができるので、戸建て住宅は賃貸住宅と比べると光回線を引きやすいと言えます。可能な限り、光回線を選ぶのがおすすめです。
スマホや電気などセット割の確認
光回線を選ぶ際はスマホや電気などのセット割を利用できるところを選びましょう。
おすすめは光回線と言いましたが、光回線も種類がたくさんあります。いきなり1つを選べと言われても、なかなか選べないかもしれません。
光回線の選び方はいくつかありますが、その中でも特に重視すべきなのが「セット割」です。
光回線の中には特定の携帯電話会社とセットで利用することでスマホ代が割引されるものがあります。
携帯電話会社 | 対象の光回線 | セット割の内容 |
---|---|---|
ドコモ | ドコモ光 | 1回線あたり最大1,100円割引 |
au | auひかり | 1回線あたり最大1,100円割引 |
ソフトバンク | NURO光 ソフトバンク光 | 1回線あたり最大1,100円割引 |
Y!mobile | ソフトバンク光 | 1回線あたり最大1,188円割引 |
BIGLOBEモバイル | ビッグローブ光 | 330円割引 |
IIJmio | IIJmioひかり | 660円割引 |
OCNモバイルONE | OCN光 | 1回線あたり220円の割引 |
例えばドコモのスマホならドコモ光とセットで利用することで割引を受けられます。他の光回線を利用するよりも、ドコモ光を利用するほうがお得なわけですね。
とくに大手キャリア(ドコモ/au/ソフトバンク)の場合はセット割による割引額が大きく、スマホとネットのトータル料金を大きく節約可能です。大手キャリアのスマホを利用しているなら、セット割がある光回線を選びましょう。
最近ではスマホだけでなく電気とのセット割も増えています。戸建て住宅の場合は電気会社も自由に選べるので、スマホセットと併用すればさらにお得です。
電気サービス | 対象の光回線 | セット割の内容 |
---|---|---|
auでんき | auひかり | 電気利用料の最大5%ポイント還元 |
おうちでんき (ソフトバンク) | ソフトバンク光 | スマホ・ネット1回線あたり110円割引 (3年目以降は55円) |
NUROでんき | NURO光 | NURO光の月額料金が501円割引 |
利用可能エリア
光回線を選ぶ際は利用可能エリアもチェックしてください。
光回線によって対応エリアが決まっており、対応エリア外では利用できません。また、対応エリア内でも立地や建物の構造などによっては使えないこともあります。
主要な光回線の対応エリアをまとめました。
光回線 | 対応エリア |
---|---|
フレッツ光 | 全国47都道府県 |
光コラボ | |
auひかり | 北海道、東北、関東、甲信越、北陸、中国、四国、九州 |
NURO光 | 北海道、関東、東海、関西(和歌山除く)、中国(広島・岡山)、九州(福岡・佐賀) |
電力会社系光 | 各電力会社のエリア内 |
フレッツ光や、フレッツ光の回線を利用する「光コラボ」は全国の幅広いエリアで利用可能です。他の光回線が対応エリア外で使えない際は光コラボを検討しましょう。
NURO光やauひかり、電力会社系の光回線など、フレッツ光回線を利用しない光回線を「独自回線」と呼びます。一般的に独自回線は対応エリアがフレッツ光・光コラボよりも狭いです。
例えばNURO光は東北、甲信越、北陸、四国などで利用できません。
出典:NURO光
どの光回線も公式サイトから対応エリアをチェックできます。申し込む前に、自宅が対応エリア内にあるかを必ずチェックしてくださいね。
テレビの視聴方法や工事費に注目
戸建て住宅で光回線を選ぶ際はテレビの視聴方法と工事費も要チェックです。テレビの視聴方法は大きく3つあります。
- アンテナを設置する
- ケーブルテレビに加入する
- 光回線の光テレビを活用する
光回線を契約する場合は「アンテナの設置」か「光テレビ」のどちらかを利用することになります。
それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
視聴方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
アンテナ | ランニングコストが不要 | 初期工事費が高い 天候によっては映りが悪くなることがある |
光テレビ | アンテナ工事不要 天候に左右されない | 月額料金がかかる |
通常、テレビを見る際はアンテナを立てる必要がありますが、光テレビならアンテナを立てることなく地デジやBS/CSなどのテレビ番組を視聴可能です。
光テレビはアンテナを利用しないため天候に左右されません。また、アンテナの工事費が3~5万円前後なのに対して光テレビの工事費は1万円ほどです。工事費を抑えられるのも光テレビのメリットと言えます。
ただし光テレビはオプションなので、500~1,000円前後の月額料金が必要です。
工事費は光テレビが安いですが、ランニングコストを考えると長期的にはアンテナのほうがお得になります。
アンテナを立てたくない人、天候を気にしたくない人は光テレビを利用し、月額料金をかけたくない人はアンテナを立てましょう。
新築のインターネット回線のおすすめ回線とは
新築戸建てのインターネット回線は光回線がおすすめです。光回線はたくさん種類がありますが、その中でもとくにおすすめの5つをピックアップしてみました。
- NURO光
- auひかり
- ドコモ光
- ソフトバンク光
- OCN光
いずれもスマホとのセットで契約することで、セット割が適用されます。基本的には現在利用しているスマホ会社に合わせて選べばOKです。
電気とのセット割が用意されている光回線もあるので、電気会社の変更も検討してみてください。
セット割を利用できない場合は月額料金が安いNURO光かOCN光がおすすめです。住んでいるエリアに合わせて選びましょう。
NURO光
出典:NURO光
月額料金 | 5,200円 |
---|---|
初期費用 | 3,300円 |
工事費 | 44,000円 (キャンペーンで実質無料) |
セット割対象 | ソフトバンク NUROでんき |
光テレビ | あり |
ソフトバンクのスマホを利用中、またはセット割なしで光回線のみをお得に使いたい人におすすめなのがNURO光です。
ソフトバンクのスマホ・携帯電話とセットで利用すると「おうち割 光セット」により、スマホ・携帯代が1人あたり最大1,100円割引されます。割引は最大10人まで適用可能です。例えば家族4人でソフトバンクを利用しているなら、毎月4,400円の割引を受けられます。
最大通信速度が2Gbpsと他の光回線より速いため、実速度も業界トップクラスです。月額料金そのものも比較的安価なため、セット割なしで利用したい人にもおすすめです。
「NUROでんき」という電気サービスも提供しており、NURO光とセットで利用するとNURO光の月額料金が501円割引されます。電気も一緒に見直したい人にもピッタリです。
出典:NURO光
ただし、他の光回線と比べると対応エリアが狭いというデメリットがあります。NURO光を検討する際は、対応エリアを必ずチェックしてください。
auひかり
出典:au
月額料金 | 5,610円 |
---|---|
初期費用 | 3,300円 |
工事費 | 41,250円 (キャンペーンで実質無料) |
セット割対象 | au auでんき |
光テレビ | あり (地デジ/BSは視聴不可) |
auユーザーにおすすめなのがauひかりです。auスマホとセットで利用すると「auスマートバリュー」が適用され、1人あたり最大1,100円の割引を受けられます。同居している家族はもちろん、離れて暮らしている家族も対象です。
出典:au
さらにauでんきとセットで利用すると「auでんきポイントで割引」により、auでんき利用料の最大5%のPontaポイントが還元されます。auのスマホを利用しているなら、ネットも電気もauにするとお得です。
独自回線なので通信速度が速く安定しています。通信速度を重視する人にもおすすめです。
auひかりも関西や東海など一部対応していないエリアがあります。契約前に対応エリアチェックを忘れないようにしてくださいね。
ドコモ光
出典:NTTドコモ
月額料金 | 5,720円 |
---|---|
初期費用 | 3,300円 |
工事費 | 19,800円 (キャンペーンで無料) |
セット割対象 | ドコモ |
光テレビ | あり |
ドコモ利用者におすすめなのが「ドコモ光」です。ドコモのスマホとセットで「ドコモ光セット割」が適用され、スマホ代が最大1,100円割引されます。
出典:NTTドコモ
ドコモ光1契約につき、最大20回線まで割引の対象です。家族全員ドコモユーザーなら、毎月のスマホ代を大幅に節約できます。
ドコモとのセット割があるのはドコモ光だけです。ドコモユーザーならまず検討したい光回線と言えますね。フレッツ光回線を利用する光コラボなので、全国各地で利用できるのも強みです。
また、ドコモ光はキャンペーンで工事費が無料になるという特徴があります。他の光回線は工事費相当額を月額料金から割り引く「工事費実質無料」ですが、ドコモ光なら完全に無料です。
なお、ドコモ光は電気とのセット割はありません。
ソフトバンク光
出典:ソフトバンク
月額料金 | 5,720円 |
---|---|
初期費用 | 3,300円 |
工事費 | 26,400円 (キャンペーンで実質無料) |
セット割対象 | ソフトバンク Y!mobile おうちでんき |
光テレビ | あり |
ソフトバンクユーザーにおすすめなのが「ソフトバンク光」です。
ソフトバンクのスマホとセットで「おうち割 光セット」が適用され、ソフトバンクのスマホ代が1回線あたり最大1,100円割引されます。
出典:ソフトバンク
おうち割 光セットはNURO光でも利用可能です。月額料金や最大通信速度などスペック面はNURO光が優れています。
しかし、NURO光は対応エリアが狭いのがデメリットです。ソフトバンク光は光コラボなので、NURO光が展開していない四国や甲信越などを含む全国各地で利用できます。
「ソフトバンクのスマホを利用しているが、NURO光の提供エリア外に住んでいる」という人はソフトバンク光がおすすめです。
ソフトバンクの電気サービスである「おうちでんき」とのセット割もあります。スマホまたはソフトバンク光の月額料金が1回線につき110円の割引です。
Y!mobileとセットで「おうち割 光セット(A)」が適用
出典:Y!mobile
ソフトバンク光はソフトバンクのサブブランドであるY!mobileとのセット割もあります。
Y!mobileとセットで利用することで「おうち割 光セット(A)」が適用され、Y!mobileの月料金が1回線あたり最大1,188円割引されます。
対象プラン | 割引額(1回線あたり) |
---|---|
シンプルS/M/L | 月額1,188円 |
スマホベーシックプラン データベーシックプランL Pocket WiFiプラン2(ベーシック) 等 | 月額550円 |
おうち割 光セット(A)はNURO光では適用されません。Y!mobileを利用しているユーザーはソフトバンク光一択ですね。
なお、おうちでんきとのセット割はY!mobileでも適用できます。
OCN光
月額料金 | 5,610円 |
---|---|
初期費用 | 3,300円 |
工事費 | 19,800円 |
セット割対象 | OCNモバイルONE |
光テレビ | あり |
NTTコミュニケーションズが手掛ける光回線です。全国各地に展開する光コラボなので、エリアを気にせず使えます。
大手キャリアとのセット割や電気とのセット割はありませんが、格安SIM「OCNモバイルONE」とのセット割を利用可能です。OCNモバイルONEの月額料金が1回線当たり220円割引されます。
5回線まで適用できるので、合計で毎月1,100円の割引です。OCNモバイルONEユーザーなら検討したい光回線と言えます。
スマホや電気とのセット割がない人に向いているのはNURO光ですが、NURO光は対応エリアが狭いのがデメリットです。光コラボのOCN光なら、全国の幅広いエリアで利用できます。
スマホや電気のセット割を利用せず、かつ東北や四国などNURO光の提供エリア外に住んでいる人にはOCN光がおすすめです。
新築のインターネットでお困りではありませんか
モデルケースで解説 新築インターネット回線の開設までの流れ
ここでは新築戸建て住宅で光回線を申し込む流れを、モデルケースを用いて解説します。
h3 アンテナ設置済みでスマホは格安SIMを利用しているAさん
最初のモデルケースはテレビのアンテナを設置済みでスマホは格安SIMを利用しているAさんです。
- 住居:新築一戸建て
- 住んでいるエリア:関東
- スマホ:格安SIM(光回線や電気とのセット割なし)
- テレビアンテナ:設置済み
Aさんの自宅はテレビのアンテナを設置済みなので、光テレビは必要ありません。さらにスマホのセット割も利用できないため、Aさんはセット割なしでも安いNURO光を申し込みます。
申し込み手順は以下の通りです。
- 対応エリアをチェックする
- NURO光を申し込む
- 宅内工事を実施する
- 屋外工事を実施する
光回線を申し込む際は必ず対応エリアをチェックしてください。とくにNURO光のような独自回線は対応エリアが狭いため、申し込み前の対応エリアチェックは必須です。
対応エリアであることを確認出来たらNURO光を申し込みます。
新築一戸建ての場合は回線設備が導入されていないので、開通工事が必須です。申し込み後に回線事業者から電話で連絡があるので、工事日を調整しましょう。工事は原則立ち合いが必要です。
NURO光は他の光回線と違って2回工事があります。しかも、どちらも契約者の立ち合いが必要です。スムーズに工事が進むよう、早めに工事日を調整しましょう。
出典:NURO光
開通工事が終わればNURO光を利用できるようになります。
ドコモユーザーでテレビも視聴したいBさんのケース
続いてはドコモユーザーであるBさんのケースです。
- 住居:新築一戸建て
- 住んでいるエリア:関西
- スマホ:ドコモ
- テレビアンテナ:設置していない
ドコモのスマホを利用しているので、光回線はセット割があるドコモ光がおすすめです。ドコモ光ならテレビオプションを契約することで地デジやBSも見られます。
Bさんの場合、申し込み手順は以下の通りです。
- 対応エリアをチェックする
- ドコモ光を申し込む
- ドコモ光の開通工事を実施する
- 光テレビの開通工事を実施する
基本的な流れは光回線だけを申し込む際と同じです。対応エリアをチェックし、問題がなければ申し込み→開通工事という流れになります。
ただし、Bさんは光回線だけでなく光テレビも申し込みます。まず光回線の工事が行われ、そのあとにテレビオプションの工事です。工事の内容によっては光回線の工事とテレビオプションの工事が別日になる可能性もあります。
出典:NTTドコモ
Bさんのように光テレビも申し込む場合、光回線だけを申し込むケースよりも工事に時間がかかりやすいです。できる限り余裕を持って申し込んでくださいね。
失敗しないための注意点
最後に、戸建て住宅でインターネット回線を契約する際に失敗しないための注意点をまとめておきます。
- 利用できる光回線エリア
- 開通期間
- 光テレビの視聴可否
- 既存インターネットの違約金や撤去
利用できる光回線エリア
すでに何度もお伝えしていますが、光回線によって利用できるエリアが決まっています。
とくに本記事で取り上げたNURO光とauひかりは対応していないエリアが多いです。契約前に、必ず対応エリアをチェックしてください。
ドコモ光、ソフトバンク光、OCN光はフレッツ光回線を利用する光コラボなので、基本的に全国各地で利用できます。それでも地域によっては対応エリア外になっているかもしれません。
光コラボを申し込む場合も、対応エリアのチェックは忘れずに実施してください。
対応エリアは各光回線の公式サイトからチェックできます。わからない場合はカスタマーセンターへ問い合わせても良いでしょう。
光回線を利用できない時はモバイルWi-Fiやホームルーターを検討する
出典:UQ WiMAX
立地や建物の構造によっては光回線を引けないことがあります。
その場合は光回線ではなくモバイルWi-Fiやホームルーターを検討してみてください。モバイルWi-Fiとホームルーターは開通工事不要で利用できます。
外出先でも使いたい人はモバイルWi-Fi、自宅だけで使えればいい人はホームルーターがおすすめです。
光回線同様、モバイルWi-Fiやホームルーターも対応エリアが決まっています。申し込む場合は対応エリアのチェックを忘れずにしてくださいね。
モバイルWi-Fiとホームルーターも種類が多いため、どれを契約すれば良いか迷うかもしれません。分からないことがあれば、無料の相談窓口も利用してみてくださいね。
開通期間
光回線を利用する際は開通工事が必要です。
設備が導入してある建物なら簡単な工事で済みます。しかし、新築の場合は光回線の設備が一切なく、新規で工事をしないといけないことがほとんどです。
工事が必要な場合、申し込みのあとにオペレーターから工事日調整の電話があります。混雑具合にもよりますが、光回線を申し込んでから開通するまで(=工事が終わるまで)は2~3週間ほどかかります。
繁忙期(引っ越しシーズンの3~4月)やキャンペーンを実施している時期は申し込みが殺到し、工事日が予約できず開通まで1ヶ月ほどかかるケースも多いです。
開通まで1ヶ月前後かかることを想定し、なるべく余裕を持って申し込んでください。
光テレビの視聴可否
アンテナを設置せず、光回線でテレビを見たい場合は光テレビを契約できる光回線を選びましょう。
一言で光テレビと言っても、視聴できる番組はバラバラです。光テレビによっては地デジやBSが見られないものもあります。
光回線 | 地デジ | BS/CS | 専門チャンネル |
---|---|---|---|
フレッツ光 | 〇 | 〇 | 〇 |
光コラボ | 〇 | 〇 | 〇 |
auひかり | × | × | 〇 |
NURO光 | 〇 | 〇 | 〇 |
今回取り上げた光回線だと、光コラボであるドコモ光、ソフトバンク光、OCN光は地デジ/BSの視聴が可能です。また、NURO光は光コラボではありませんが同じように地デジ/BSを視聴できます。
auひかりは専門チャンネルを視聴できますが、地デジ/BSは視聴できません。
地デジ/BSを視聴したい場合はアンテナを設置するか、auひかり以外の光回線を選びましょう。
既存インターネットの違約金や撤去
すでにインターネット回線を契約しており、新築一戸建てを機に他のネット回線へ乗り換える際は違約金や撤去工事費に注意してください。
インターネット回線は基本的に2~3年の契約です。契約は自動更新で、更新月以外に解約すると違約金がかかります。
違約金は光回線によってさまざまですが、2~3万円と高額なケースも少なくありません。契約内容を見直し、できる限り違約金がかからない更新月に乗り換えましょう。
また、光回線によっては解約時に撤去工事が必要です。フレッツ光や光コラボは撤去工事費が無料ですが、中には高額な撤去工事費がかかる光回線もあります。
解約前に、撤去工事の有無や工事費についても確認しておきましょう。
モバイルWi-Fiおよびホームルーターは工事が不要なので、工事費がかかる心配はありません。
違約金や工事費を負担してくれる回線を選ぶのもあり
出典:ソフトバンク
一部の光回線では他のインターネット回線の違約金や工事費を負担するキャンペーンを実施しています。
本記事で取り上げた中ではNURO光、auひかり、ソフトバンク光が他社の違約金や工事費を一定額まで負担してくれます。
光回線 | 最大負担額 | 対象となる主な費用 |
---|---|---|
NURO光 | 60,000円 | 違約金、工事費残債、モバイル回線の端末代、テレビアンテナ設置費用など |
auひかり | 30,000円 | 違約金 |
ソフトバンク光 | 100,000円 | 違約金、モバイル回線の端末代、撤去工事費 |
引っ越しのタイミングなどでどうしても違約金や撤去工事がかかる場合は、上記の光回線に乗り換えるとお得です。
まとめ
最後に、新築戸建てのインターネット回線の選び方と注意点を改めてまとめておきます。
- 基本的には速度が安定している光回線がおすすめ
- どうしても工事ができない時はモバイルWi-Fiかホームルーターを選ぶ
- 光回線はスマホや電気などセット割で選ぶ
- 自宅が対応エリア内かを必ずチェック
- 光テレビを利用する際はサービス内容を確認
- 新しい回線に乗り換える際は違約金や工事費に注意
新築戸建てのインターネット回線は光回線がおすすめです。通信速度が安定していますし、速度制限もありません。
建物の構造が原因で工事ができない場合など、光回線が利用できない時はモバイルWi-Fiやホームルーターも検討してみてください。
光回線はスマホや電気とのセット割で選ぶのが基本です。ドコモユーザーはドコモ光、auユーザーはauひかりを選びましょう。
ソフトバンクユーザーはNURO光がおすすめですが、対応エリアが限られています。NURO光が使えない時はソフトバンク光がおすすめです。
もし本記事を読んでも分からないことがある場合は、無料の相談窓口も利用してみてください。あなたにピッタリのインターネット回線を探してくれますよ。
インターネットの勧誘や光コラボの転用、速度に関してお困りではありませんか?
2015年から始まった光コラボレーションの普及により多くの事業者が顧客の集客に力を入れています。
「NTTかと思って契約したら違う会社だった」
「絶対に変えないといけないような勧誘だった」
「フレッツ光からコラボに移行して速度が遅くなった」
などなど・・実際に光コラボへの乗り換えによりこのような思いをされている方も多いはずです。
もし、あなたがフレッツ光に戻す方法を知りたい、電話番号を変えずに元へ戻したいなどのお悩みがあれば下記の相談窓口がおすすめです。こちらのサービスでは無料であなたのインターネットの悩み事を解決してくれます。
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