「ワーケーションをするけれど、宿泊先に安定したネット環境があるか不安」
「運営しているホテルでワーケーションの受け入れをするけれど、注意すべきことは?」
コロナウイルスによるテレワークの推進も相まって、多くの企業に注目されている「ワーケーション」という働き方。
今後、実際に行うことになる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ワーケーションの定義とメリット・デメリット、実施企業の実例、ワーケーションに欠かせない安定したネット環境の作り方まで紹介していきます。
ワーケーションの予定がある方や、ワーケーション向けの施設運営をしている方はぜひ参考にしてみてください。
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1.そもそもワーケーションとは?
ワーケーションとは、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語です。
つまり、休暇を楽しみつつ、同時にテレワークで仕事をすることを指します。
以下で、ワーケーションのメリットとデメリットを紹介します。
1-1.ワーケーションのメリット
ワーケーションのメリットは、以下の3つが挙げられます。
- 仕事のパフォーマンスが上がる・ストレスが低減する
- 社員の満足度を上げられる
- 地方自治体の新たな収入源になる
1つ目は、仕事のパフォーマンスが向上し、ストレスが低減されることです。
2020年、NTTデータ経営研究所が、ワーケーションを取り入れているJAL社員を対象にその効果検証実験を沖縄県で実施しました。
その結果、社員の仕事のパフォーマンスは20.7%上昇する一方、ストレスは37.3%も低減するという結果が出ました。(参考:NTTデータ経営研究所)
このように、ワーケーションはリフレッシュしながら仕事をすることで、心身にプラスの影響を与えられるのです。
2つ目に、企業が社員の満足度を上げられるという点です。
ワーケーションを導入することで、社員は自由に働き方を選ぶことができて、満足度の向上に繋がります。
また、企業の視点で考えると、イノベーションの創出につながる、採用活動において強力なアピールポイントになるなどのメリットもあります。
3つ目に、地方自治体にとって新たな収入源になるというメリットが挙げられます。
ワーケーションの受け入れを積極的に行うことで、宿泊施設やリゾート施設、レストランなどの観光事業への集客を増加させられるでしょう。
それに伴い、雇用数や労働人口の増加も期待できます。
結果として、地域創生、地域活性化につなげられます。
1-2.ワーケーションのデメリット
ワーケーションのデメリットは、以下の2つが挙げられます。
- 導入にコストがかかる
- 労働時間管理がしにくくなる
はじめに、オフィス以外の場所で仕事を進めるためには、ノートPCなどのハードウェアに加え、以下のソフトウェアの準備が必須となります。
- 安定したインターネット環境
- VPN環境
- チャットツール
- オンライン会議ツール
最低限、上記をワーケーションを希望する全社員に導入する必要があり、初期費用としてある程度のコストが発生します。
また、労働時間の管理が困難になるというデメリットもあります。
社員がオフィス外にいるため、労働時間を把握しにくくなるのです。
PCのログ履歴を残す、勤怠管理システムを導入するなどの工夫をして、従業員の勤務状態を把握・管理する必要があります。
コストや労働管理についてなど、はじめてワーケーションを実施する場合には戸惑うことがあるかもしれません。
もし、困ったことがある場合には、無料の相談窓口に相談してみてください。
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2.ワーケーション実際の事例
ここでは、企業が実施しているワーケーションの実例を紹介します。
2-1.導入企業例:JTB
大手旅行代理店のJTBは、積極的にワーケーションを取り入れている企業のひとつです。
2019年にJTBホノルル支店に、社員用のワーケーションスペースを設置したことで、休暇中にハワイ観光に来た社員はワーケーションができるようになりました。
ハワイのほか、沖縄にも同様のワーケーションスペースの拡大を進めています。
また、JTBはワーケーションビジネスにも取り組んでいます。
企業と従業員のニーズを踏まえたワーケーション拠点とのマッチングサービス、各自治体と連携したワーケーション関連コンテンツの開発、各地ワーケーション型商品の開発と販売を進め、日本にワーケーションをより浸透させることを目指しています。
2-2.導入企業例:JAL
JAL(日本航空)は、ワーケーションを積極的・先進的に取り入れている企業です。
JALでは2017年からワーケーションの導入をはじめ、当初は11人であった利用社員数が、2019年には247人まで増えています。
制度を浸透させるため、体験ツアーの実施、役員の率先した利用する、合宿型ワーケーションの企画など、社内では様々な工夫がなされています。
2-3.受け入れ自治体例:長野県軽井沢町
ワーケーションの受け入れに積極的な自治体例として、長野県軽井沢町が挙げられます。
長野県の産業労働部が、軽井沢町と、近隣の茅野市・白馬村などを含め「信州リゾートテレワーク」というプロジェクトを立ち上げ、ホテルやリゾート施設で積極的にワーケーション誘致をしています。
各施設がワーキングスペースも拡充するほか、ワーケーション体験会や視察ツアーなどのイベントも定期的に開催されています。
3.旅先での回線トラブルに注意
大手企業でも積極的に取り入れられているワーケーション。
旅先で仕事を進めるにあたって最重要とも言えるポイントは、安定したインターネット環境です。
回線トラブルが発生してしまうと、予定通りに仕事を進めることができません。
テレワーカーとしては、トラブル回避のために以下の2点を実施しましょう。
- 宿泊施設に安定した回線環境があるかチェックする
- モバイルWi-Fiを持参する
まず、宿泊予定施設に安定したネット環境があるかを確認しましょう。
今や多くの宿泊施設ではフリーで利用できるWi-Fiが整備されていますが、再度確認しておくことは重要です。
また、万が一宿泊先のネット回線にトラブルが生じた場合に備え、自身でモバイルルーターを持参することも大切です。
おすすめのモバイルWi-Fiについては、後ほど詳しく紹介します。
次に、ワーケーション受け入れ施設としては、テレワーカー用の安定したインターネット回線を用意することが大切です。
施設の規模にもよりますが、一般家庭用ではなく、大人数で使用しても高速で安定した環境を保てる企業用の回線の選択がおすすめです。
不安定なネット環境だと、それだけでお客が離れていってしまうでしょう。
4.ワーケーションにおすすめの回線
先述の通り、ワーケーションにあたっては、安定した回線が必須です。
ここでは、おすすめの回線を紹介します。
4-1.テレワーカーとして:モバイルWi-Fi
ワーカーとしてワーケーションをする際には、モバイルWi-Fiの持参が大切です。
モバイルWi-Fiには、大きく分けて以下の2種類があります。
- WiMAX
- ポケットWi-Fi
WiMAXのメリットは、下りの最大速度が1.2Gbpsと高速であること、データ容量無制限で使い放題ということでしょう。
ただし、3日間で10GB以上使用すると通信制限がかかること、壁などの障害物があると電波が弱くなることに注意が必要です。
ポケットWi-Fiのメリットは、契約期間の縛りがないプランや使い放題プランなど、多くの選択肢が存在することと、au、Docomo、Soft Bankなどの回線を利用するため、場所に関わらず比較的繋がりやすいことが挙げられます。
一方で、下りの最大速度は150Mbps程度であるため、オンライン会議などを行うには不十分に感じる人もいるかもしれません。
WiMAXもポケットWi-Fiも、多くのプロバイダが販売を行っています。
プロバイダによって月額料金や受けられる特典も異なるため、選び方に迷った場合には無料の相談窓口に相談してみてくださいね。
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4-2.受け入れ先として:施設用Wi-Fi
ワーケーションの受け入れ先に欠かせないのが、大人数で使用できるフリーWi-Fiの導入です。
宿泊施設にぴったりな企業用の回線としては、以下の例が挙げられます。
- ギガらくWi-Fi
- FREESPOT
- Wi2Freeキット
ギガらくWi-Fiとは、NTT東日本が提供する企業用の光回線サービスです。
ギガらくWi-Fiの大きな魅力は、通信速度が最大1.3Gbpsという点です。
これだけの速度が出れば、オンライン会議を行う人や画像・動画ファイルの共有をする人であっても快適に使えるでしょう。
また、利用者がWi-Fiに接続した際に、指定のWebページを表示させることもできます。
施設のおすすめ商品などを宣伝したい場合にはぴったりの機能です。同時接続台数は50台となっています。
FREESPOTは、PCのセキュリティサービス会社として有名なバッファローが提供する企業用のインターネットサービスです。
FREESPOTの特徴は、同時接続台数が最大200台という点です。
これだけの数を同時接続可能なため、大型のホテル・旅館などでも利用可能でしょう。
また、事前に端末のMACアドレスを登録することで接続される仕組みのため、セキュリティ面でも安心。
下りの最大速度は300Mbpsで、ギガらくWi-Fi同様に接続時に指定した広告の表示もできます。
Wi2Freeキットは、ワイヤ・アンド・ワイヤレスにより提供される、既存のインターネット回線を利用して、Wi-Fiアクセスポイントを接続して使うサービスです。
英語、中国語、韓国語など全6言語に対応していることが特徴で、訪日客が多い施設では特に活躍するでしょう。
同時接続台数は最大100台で、通信速度は300Mbpsです。
1回の接続時間が3時間であるため、飲食店など、顧客の滞在時間が比較的短い施設での利用が向いているかもしれません。
5.まとめ
ここまで、ワーケーションのメリットやデメリット、ステイ先で安定した回線でインターネットを利用する方法について紹介してきました。
テレワーカーとして実際にワーケーションをする場合は、以下の2点の準備が必要です。
- 宿泊施設に安定した回線環境があるかチェックする
- モバイルWi-Fiを持参する
モバイルWi-Fiには、WiMAX、ポケットWi-Fiなど多くの種類があるので、速度や料金、データ容量を吟味した上で選択してください。
また、ワーケーションの受け入れを行う施設は、安定したインターネット回線を用意することが必須です。
施設の規模やニーズに合わせて、最適な企業用の回線サービスを利用しましょう。
回線サービスの例としては、以下が挙げられます。
- ギガらくWi-Fi
- FREESPOT
- Wi2Freeキット
この記事を参考に、ワーケーションのインターネット環境の整備に取り組んでみてください。
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